国産天然蜂蜜と定義はご存知ですか?
きょうは、写真がございませんが、本日届いた蜂蜜販売会社からの情報で、びっくりしたことがあったので、お知らせします。
日本養蜂はちみつ協会では、国産天然はちみつを「国内の養蜂場でミツバチの巣箱から直接採取し、濾過しただけの人工物を加えないものをいう」となっているそうです。したがって、以前に発覚した、巣箱の前に砂糖を置いたり、異性化糖(缶ジュースなどに使われている、化学的に作った糖)を置いたり、中国産の蜂蜜を置いたりして、餌として与えても、国産天然蜂蜜ということだそうです。でも、ちょっと待ってくださいよ、そのようなとこをして作られたのは、ただの砂糖や中国産蜂蜜だと違いますか?と言いたくなりますよね。
本来は、日本の花の蜜をミツバチが集め、巣箱の蜜蔵に蓄えて熟成されてできた蜂蜜のみを国産天然蜂蜜と呼ぶのではないでしょうか。これってお客様から見た常識ですよね。そして、このことにこだわって作られた蜂蜜が当店に並んでいるわけです。
そして、またぞろ、本年2月に相模原市のはちみつ店が、中国産の蜂蜜を国産と、カナダ産の蜂蜜をこれまた国産と表示して販売した事実が判明して警察に検挙されました。このことを大きく取り上げた共同通信社の記事によると、国産アカシア蜂蜜と表示してデパートや量販店で販売されている蜂蜜を同位体研究所(蜂蜜の産地判別検査ができるところ)が検査したら、かなりの割合で中国産に近い数値が出たそうです。
この背景には、国内での養蜂環境がかなり厳しくなっていることと、国産蜂蜜が中国産の数倍の価格で売れることだと思います。
国内での養蜂環境がかなり厳しくなっている、蜜蜂の逃蜂現象の一因として、ネオニコチノイド系農薬散布が挙げられています。この農薬は最近でてきたもので、散布した場所から、2~3Km離れていても、蜂などの昆虫の子孫が生まれなくするという、悪魔の農薬と言われている農薬です。そして、日本はこの農薬を中国の100倍も使用していると言われています。
福島原発の放射能だけに捕らわれていると、こんなところで、うっちゃりをくらいますよ。